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身体の隅々まで酸素を行き渡らせる

 

先頃の新聞によると、ケガの治療法として身体の隅々まで酸素を行き渡らせ、腫れや痛みを和らげて回復を促進させる『高気圧酸素治療』というものが紹介されていました。


具体的には潜水艦のような装置の中で酸素マスクをつけてくつろいで座っているだけのもので、60分ほど100%の純酸素を吸うことで、障害のある組織により多くの酸素を供給することができて炎症を改善するなど回復効果も望めるそうで、これにより復帰期間も3割ほど短縮できるそうです。

ここで注目したのが、『身体の隅々まで酸素を行き渡らせる』ということ。
私自身、身体の隅々まで酸素を行き渡らせることでケガの回復を早める実体験を持っています。

幸い身体は丈夫な方でこれまで大きなケガをしたことはありませんが、いわゆる『ぎっくり腰』を過去4回程見舞われています。

とある夕方、何気ない動作の中で突然立っていられないほどの激痛が走り、動けない状態に。

横を向いて寝ているのが精いっぱいで寝返りすら打てない状態ですが、ここで腹式呼吸法を用いて酸素の摂取量を増やすと次第に炎症が軽減され、翌日の昼には自力で立ち上がれるようになりました。

次いで立位で骨盤を固定する立ち方を用いての腹式呼吸を2時間ほど行うことで自力歩行が可能となり、ここから極めてゆっくりではありますが外に出て2㎞ほどの歩行をこなすと腰と股関節の可動域が広がり、立位での痛みはほぼ解消しました。

さらに腹式呼吸をつづけて翌日には日常生活の70%をこなせるまで回復、そして発生3日目は通常通りの生活と業務に復帰できるところまで回復しました。

とはいえ、私が実践した腹式呼吸法は少々専門的なものであって、常日頃から稽古を積んでいることが結果回復を早める手段となったわけで、高気圧酸素治療のような純度の高い酸素を摂取したわけではありませんが、先に述べた『身体の隅々まで酸素を行き渡らせる』ことでケガによる腫れや痛みの緩和にも繋がり、さらに腹式呼吸を用いると腹圧が上昇して痛めている腰椎(骨盤の上にある背骨)をミリ単位で広げることで痛みの緩和に繋がっていると考えられます。

よく考えると、子供のころなどに転んでケガをしたり、ふいに足を机の脚の角などにぶつけた際に『フーッ』っと大きく深呼吸すると痛みが緩和することってありますよね。
あれも無意識のうちに酸素を多く取り入れることで痛みの緩和修復を促し、精神的にも落ち着きを取り戻す行為なのかもしれませんね。

てなわけで呼吸と酸素摂取、身体の修復に大いに役立つことは疑いなきもののようです。

2023.04.24 (Mon)  11:01

PNF法

PNF法

PNFとは、英語のProprioceptive Neuromuscular Facilitationの略語で、日本語では「固有受容性神経筋促通(法)」と訳されています。

固有受容器とは、筋・腱・関節・内耳に存在し、筋の収縮の程度・腱にかかる張力・関節の位置・頭部の傾き・頭部の位置などの固有感覚と呼ばれる感覚を発する受容器のことです。

この固有受容器を刺激することによって、神経筋機構の反応を促通する方法で、末梢神経疾患のみでなく、中枢神経疾患の治療としても用いられることが大きな特徴であるとされています。

なんだかややこしい内容ですが、要はからだを動かして固有受容器を刺激することで反射を利用し、弱った筋肉の動きの改善を促すリハビリテクニックなんですね。

で、このPNF法が私の施術の軸になる方法で、からだのケア、ストレッチ、トレーニングすべてに応用して使用しています。

たとえば腰痛改善の施術パターンとして、

①背中や腰を中心に筋肉の弛緩を目的とした緩和操作(スポーツマッサージ)


②脊椎を中心に関節の遊びを回復させる関節包内運動 (関節調整)

③PNF法による動きの回復 (リハビリ)

というパターンを用いています。

むろんこれは基本パターンなので症状やクライアント様の状態によりパターンは複数ありますが、この基本パターンでかなりの回復が期待できます。

なにより、PNFによる【リハビリ】を組み入れることで症状改善を早めることが最大の特徴であり、“ウリ”なわけです。

パーソナルトレーニングコースにもレジスタンス(重量)トレーニングとこのPNF(神経系)トレーニングを組み合わせることでスポーツのパフォーマンス向上に効果を上げています。

かなり宣伝要素大きな内容になりましたが、私はこの『PNF』を大切なパートナーとしています。グッド!

 

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今回は大腿四頭筋(ふとももの前面)についてのお話ですが、この部位の機能低下が腰痛をはじめ、股関節痛やひざ痛に大きく関わっているようです。


正確に言えば、大腿四頭筋と腸腰筋(下腹部にあるインナーマッスル)などの股関節屈筋群の拘縮がワルさしてるんですね。

この辺りの筋群が固くなると骨盤が後傾するので、自然と上半身が前かがみになり、腰背部の筋肉が引き伸ばされてけいれんを起こしやすくなります(引き伸ばされた筋肉は縮こまろうとして力が入りけいれんする)。

 

結果、膝と股関節は伸ばしづらくなり、屈曲状態が続くため痛みが発生しやすくなると思われます。

 

慢性的な腰痛や膝痛はそこには原因は無く、他の部位がしっかりと機能しないために代償的に働く結末、痛みやコリなどの症状となって現れることが多いようです。

それゆえ腰や膝のみの施術では問題は解決せず、慢性的な症状となってしまう所以であります。

 

解決法としては、大腿四頭筋や腸腰筋などの柔軟性や動きを修復させて骨盤の前傾を正し、ひざや股関節を進展しやすく調整することにより症状の改善が期待できます。

日常生活でも大腿四頭筋や腸腰筋のPNFストレッチを加えることで、腰痛・ひざ痛・股関節痛を予防できます。

 

以上は私の研究と経験値によるものであることを付け加えさせて頂きますが、なかなか改善しない腰痛・ひざ痛・股関節痛をお持ちの方はいちど、当館にご相談くださいませ。

 

2023.04.03 (Mon)  14:29

春爛漫

春爛漫

ごぶさたしております。

 

忙しさにかまけているうちにあっという間に新年度🌸

 

永心武館&コンディショニング裏の見沼用水路の桜は

まだ残っており、今週までは楽しめそうです。

 

さらに芝川沿いまで脚を伸ばすと菜の花が満開。

 

閉じこもっているうちに季節は目まぐるしく過ぎていきますね😀

 

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2023.01.26 (Thu)  09:52

寒波襲来

寒波襲来

おはようございます。

 

近年まれに見る寒波にて朝は氷点下。

 

目下ランタンも総動員してお部屋を急速暖め中🔥

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