施術の流れ
1.カウンセリング
●チェックシートにお身体の状態をご記入いただきます。
●お悩みの症状や改善したい内容などじっくりお話をお伺いします。
●改善に向けた施術の方法や内容をご説明いたします。
2.動作の確認
●どのような動き、方向で症状が強くなるか、または動かしづらい箇所を確認します。
●立位・仰臥姿勢で自分で動いていただいたうえでのチェック、さらに施術者による動きでのチェックをします。
●この段階で筋肉による症状、関節による症状、または両方からの症状か考慮して施術方針を組み立てます。
3.筋肉の調整
●手技や道具による皮膚・筋肉への緩和(ゆるめ)操作で、硬化、緊張した表層筋と深部筋をゆるめます。
※筋膜リリースと呼ばれる筋肉の表層部から深部までを緩める緩和操作と、トリガーポイントと呼ばれる、筋肉硬化の原因部分を緩める緩和操作を行います。
これにより、段階的に広く深いところまで硬化した筋肉を緩めることができます。
4.関節の調整
●筋肉がゆるんだあとは、関節を調整する技術を用いて、動きの悪い関節のひっかかりを取り、弾力を回復させます。
おもに関節包内の動きを回復させることを狙いとした方法で調整します。
※関節は関節包という膜でつつまれています。
通常この中で骨同士の転がりやすべり、軸回旋がおきて運動が可能になりますが、なんらかの傷害により動きに制限が出ると関節にひっかっかりが生じ、関節の機能が自動では困難になります。
そこで他動的に関節包内運動をかけて動きを改善するテクニックを用いて関節の調整を行います。
5.からだの動きを調整
●PNF(固有受容性神経筋促通法)を用いて動作の修復をします。
※固有受容器とは、筋・腱・関節・内耳に存在し、筋の収縮の程度・腱にかかる張力・関節の位置・頭部の傾き・頭部の位置などの固有感覚と呼ばれる感覚を発する受容器のことです。この固有受容器を刺激することにより、神経筋機構の反応を促通する方法となります。
具体的には、筋肉をつかさどっている神経にアプローチしつつ、からだを動かして固有受容器を刺激することで、反射を利用して弱った筋肉の動きの改善を促すリハビリテクニックのことで、これを加えることで症状の改善が格段に進みます。
6.施術後のご説明と運動指導
以上のように、1.硬直した筋肉のゆるめと緩和、2.関節のひっかかりの修復、3.からだの動きの修復でほとんどの症状改善が期待できます。
その後は施術内容のご説明、今後の施術方針、日常生活での姿勢づくり、ストレッチ、運動内容のご提案をいたします。