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姿勢の安定
姿勢を安定させる要因に
①重心の高さ
②支持基底の広さ
があります。
①重心の高さは立っているよりも座った方が、座っているよりも寝た方が安定するように、高い位置より低い方が安定するのは周知のとおり。
②支持基底の広さとは、立った状態で両足裏(足底)の間および面積のことを指します。
つまり足幅を広くとり身体の重心線の位置が支持基底内の中心線に近いほど安定性が高いということ。
写真は空手の型の動きですが、上記のように足幅を広く取り、重心を支持基底の中心に下げているので非常に安定した姿勢を保つことができ、これにより強い上半身の動きへと連動しています。
このように立位姿勢での安定性を保つには脚部が重要な役割を果たすので、体幹部とともに鍛錬しておく必要があります。
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理想的なキッチン台の高さは?
主婦のみなさまや料理人の方が毎日立つ〝キッチン〟
今や数多くのデザインや機能を有したものが多く、一家の台所は家族にとっても大切な作業場です。
しかし作業場であるがゆえ長時間に及んだり、立ちっぱなしや無理な姿勢を強いられるのは必然。
よって主婦のみなさまにはこれが由来の慢性腰痛や肩こりが発生している方もいらっしゃいます。
では、作業効率を上げてよい姿勢を保つにはキッチン台の高さを調節するのがベストですが、自分にはどのくらいの高さが理想的なのでしょうか。
【理想的なキッチン台の高さ=身長÷2+5~10cm】
だそうです。
これは思うに、人が立位姿勢にあるとき、人体の重心は骨盤の第2仙椎のやや前方にあると考えられているので、キッチン台の高さがこの重心点に近ければ前傾姿勢にならず作業効率が上がり、よい姿勢も保持できるのではないかと思います。
さて、ご自宅のキッチン台の高さはいかがですか?
姿勢は心の鏡
〝良い姿勢づくり〟にはいろんな要素がありますが、そのうちのひとつに
《心理的・精神的に安定している》
という条件が挙げられます。
心が前向きではつらつとしている時は自然と胸を張り、背筋を伸ばした良い姿勢になります。
逆に不安や劣等感、悩みごとがある時は重心が前方寄りになり背中が丸まった姿勢になります。
これは心理的に不安定な時は内向的になり、防衛本能が働いて内臓を奥にしまい込むため身体が屈曲していくと考えられます。
このように心理的な要素は姿勢に大きく関与していますので、良い姿勢づくりにはまず心を軽くしてみてはいかがでしょうか。
逆に、不安や悩み事があるときはあえて背筋を伸ばして姿勢を正せば心も軽くなりますね。
〝姿勢は心の鏡〟
今日も元気ハツラツと行きましょう!