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2019.07.13 (Sat)  14:23

悪い姿勢はなぜ楽なのか

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よく言われる〝正しい姿勢〟を保つのってきつい感じがしませんか?

やはり〝悪い姿勢〟の方が楽ですよね。

これはなぜか。

 

そもそもヒトが立ち上がった時点で身体には負担が大きくなったわけで、四つ足時代の方が身体を4点で支えられたのですから楽なわけですね。

しかし立ち上がったことで脳が発達し、現在の文明があるわけですから、立ち上がったことはよしとしましょう(笑)

そして立ち上がったことによって生じる身体への負担とは《重力》との戦いとなったわけです。

 

姿勢の崩れはこの《重力》に筋力が負けることで発生し、負けた方の重力へ引っ張られて悪い姿勢へと変化します。

 

よって〝悪い姿勢が楽〟なのは、あえて《重力》に逆らわずに、《重力》に身をゆだねることで〝正しい姿勢〟を保つための筋力(抗重力筋)を使わずに済む・・・ということであります。

 

椅子に座った時、背筋を伸ばして胸を張った姿勢よりも、背中を丸めてあごを前に突き出した姿勢の方が楽なのは、おなかや背中、首の筋肉に力を入れずに背中を丸めて《重力》に逆らわずにいるためですね。

 

基本ヒトの身体は省エネかつ楽をするようにできてます。

しかしながら立ち上がったリスクとは常に戦わねばならないので、《重力》に負けることなく【抗重力筋】を使った運動をすることが姿勢保持のために必要となるわけですね。